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酒は燗、肴は刺身、酌は髱

我が身の色をお隠しでないよ、着の身着のまま、ええじゃないかえ

『ぼくは麻理のなか』がアツいという話 1

ぽんぬふ

昨年めでたく完結した『ぼくは麻理のなか』だけど、僕は昨日2巻まで読みました。それが堪らないという話ですね。

ここまでの印象で面白さをひとことで言うと『ツインピークス』+『君の名は。』というか(君の名は。って言えばみんな読んでくれそうという浅はかな考え)。ローラ・パーマー的な絶対的ヒロインの不在のサスペンスに身体入れ替わりという設定を掛け合わせているわけですね。他人の性癖を覗き見する背徳感をビッチリ描くあたりも正しく『ツインピークス』的、つまりデヴィッド・リンチ的というか。視線の逆転のスリルとかもほとんど映画的だし、セリフも少なくリズムが良くて読みやすい。

 

やっぱり僕らみんな、自分は本当は美少女なんじゃないかと思って生きてるわけですよね。この概念としての美少女というのは、高次の存在というある種の夢なのだけれど、その夢の実現の話でありながら同時に崩壊の話でもあるという。つまり一歩引いて見れば『ツインピークス』『桐島、部活やめるってよ』的な仕組みなんだけど、それを主観ショットで描かれるとなんというか、どうしようもなく首根っこ掴まれたような気持ちになりませんか。リズム良く読めるのもあって、寝る前に読むといい夢がみれそうというか…。

まあ僕これ2巻しか読んでないんで続きはどっちに転ぶかわかんないんだけどね。『ツインピークス』は全員観ろ。

 

 

 

つづく